認知症についての勉強会を行いました。

介護ケアで重要な認知症ケア

介護システムの仕事に携わっていると、通常の高齢者介護以上に大変と感じるのが認知症の方の介護です。
認知症の方とはコミュニケーションをうまく取れなくなることがありますし、行動の予測ができないため、介護が難しいと考えられています。
そこで当施設では、認知症についてより深く理解するために勉強会を開催しました。

普段お世話になっている先生の知り合いの方で、認知症の治療を担当している医者を講師に招き、認知症に関する理解を深めました。
認知症の症状の中でも、記憶障害はよく指摘されると思います。
記憶障害の中でも、全体記憶の障害が顕著だといいます。

私たちもしばしば経験することですが、前にあったことの断片的なことを覚えていないということはままありますね。
しかし認知症にかかると、その日1日にあったことすべてが脱落してしまうことがあります。

たとえば、デイサービスに行ってレクリエーションを楽しんだとします。
ところが翌日になると、デイサービスに行ったこと自体を忘れてしまうのです。
このため、「昨日はデイサービスで何をしたの?」と聞いても「昨日は1日中家にいた」と言ってしまうわけです。

このようなことを言われると、違和感を覚えるかもしれません。
しかし認知症であることを理解していれば、「忘れてしまってもその瞬間を楽しめればOK」と思えるようになります。

あとよく見られるのは、食事したことを忘れてしまうケースです。
「飯はまだかい?」といわれれば、普通「さっき食べましたよね?」とリアクションします。

しかし認知症の人から見ると、食べていないと思い込んでいますから混乱してしまいます。
そこで軽食を出すのが良いという話を伺いました。
そうすれば食事をしたと納得できますし、食べ物がある程度お腹に入れば食事を求めることもしなくなります。

記憶の逆行性喪失を受け入れる

認知症の方の抱える記憶障害の中でも、記憶の逆行性喪失という症状もあります。
認知症の介護をしている人と話をしたのですが、会社をとっくに辞めているのにスーツを着て鞄を持ち「会社に行ってくる」と言い出して大変だったことがあるようです。

これは当人の記憶が現在から一定の期間さかのぼってなくなっている状態です。
会社を定年で辞めたことを忘れて、自分が現役だと思い込んでしまうのです。

この時に「もう定年しましたよ」と言っても当人にはその記憶がないですから、「何故わしをだます!」となってもめてしまいます。
このような時には「今日は電車が事故で動かないから臨時休業だといわれました」といった、相手が現役であることを前提にして対応するのが良いといいます。
勉強会を通じて、認知症の方には相手に合わせて対応するのが良いことを改めて実感させてもらいました。

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